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2005-03-24

米国産牛肉輸入問題について思うこと

米国産牛肉輸入問題もいよいよ佳境を迎えた感があったけど
23日のTV朝日・報道ステーションの世論調査によると
8割の国民が今のままでの輸入再開を望んでいないようだ。

私が思うには「そりゃあそうだろ」ってトコロかな。
まだまだ日本には冷静な判断をする人が多いとちょっと安心した。

別に「何がなんでも全頭検査だ!!」って事を支持してるんじゃないよ。
そりゃあ全頭検査がされれば、それに越した事はないけどね。
それよりも、何となく場の雰囲気に流されて、肝心な事を忘れて
「輸入再開だ!!」って言う人が少なくてよかったって事。

国内でBSE感染牛が発見された時を思い出してみて。

焼肉屋さんが軒並み閑古鳥が鳴いて
廃業を余儀なくされたお店も多かった。
バカな大臣がアホな発言をしたものだから
かえって火に油を注ぐハメになり自らの首を絞めた。
「もう全頭検査をして国民の信用を得るしかない」って事で
全頭検査が始まって、昨年からは牛肉のトレーサビリティが始まった。
今では国産牛を心配する人ってほとんどいないと思うけど
これだけの事をしてようやく国産牛の安心・安全が確保されたのも事実。

それなのに、米国産牛からBSE感染牛が発見された時は
ちょっと反応が違ったよね。

なぜか「牛丼がなくなる」って話題ばかり。

最後の牛丼に長蛇の列とか、牛丼が売り切れて店で暴れたとか。
先日の吉野家の1日だけの牛丼復活の時もそう。

国産牛の時は「焼肉なんて食べたくない」だったのに
米国産牛の時は「牛丼食わせろ!!」だもん。

どっちも極端かもしれないけれど、国産牛の時のことを思えばねえ。
ちょっとおかしいっていうか、反応が正反対だもん。
そもそも、国産牛の時の騒動は記憶に新しいはずなのに
なぜか、それには全く触れないんだよね。
それで「米国産じゃなきゃ牛丼じゃない」なんてよく言えたモンだよ。

吉野家なんかは、米国産が輸入できないと
供給が追いつかないって言う深刻な問題もあるんだろうけど
新メニューの開発・投入を怠っていたことも事実。
松屋はもともといろんなメニューがあったし、すき家もそう。
しかも両方とも米国産牛に頼らないで牛丼を復活させたもん。
吉野家は企業としてのリスク管理を行なっていたツケを
消費者に押し付けようとしているだけと受け取られても仕方ないよね。

それを、消費者の声に置き換えて「牛丼食わせろ!!」とマスコミは煽る。
そういう風潮の中、半ば強引にアメリカに押し切られるって思っていたけど
国民は「No」を突きつけた。

当然だと思う。

世界の常識では、全頭検査までは必要ないって事だけど
少なくとも、担当者が目で見て可否を決めるのが
科学的根拠とは言わないでしょ。

別に米国産牛を輸入していないのは日本だけじゃないんだから
言葉通りの「科学的根拠」にたった検査をするまでは
別に牛丼なんて食べらなくってもいいよ。

仮に今の状態で輸入再開したとして
本当に以前の様に牛丼が売れるのかも心配。
これだけ米国産牛に不安がある人が多いと
アメリカの言いなりで輸入しても、牛肉がだぶつくんじゃない?
で、ほとぼりが冷めた頃に、だぶついた肉を流通させる。

多分そうなる。
これじゃいつまでたっても安心して牛丼なんて食べられないよ。

だから早く国民が納得するカタチで決着して欲しいものです。

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